ドイツのピアノ教育見聞録

ピアノのレッスンを通して覗いたドイツ事情と試行錯誤の日々の記録。

風邪をうつされずに済む方法

どうも風邪をひいてしまった。

発熱はないが、喉に違和感があり、咳が少し出る。

木曜日あたりからおかしくなってきたのだが、金曜夜と土曜朝にコンクールのためのリハーサルがあり、キャンセルできる状況でなかった。

思い返すと先週の火曜日のレッスンで風邪をうつされたのではないか?

その日にやってきたJちゃんは、「昨日と今日は学校を休んだ。」と言う。

なんと胃腸をやられてゲロゲロ🤮になったというのだ。

一瞬目の前が真っ暗になった私😱😭。

いるんだよねー、こういう子って。

親は普通の学校は休ませても音楽学校には送り出すのだ。

それで先生に風邪がうつろうが御構い無し、授業料を払っているからという理論らしい。

一度この問題を会議の案件に提案した同僚がいたが、解決方法はない。

誰にうつされた風邪か証明などできないので、手を頻繁に洗うとか、鍵盤を拭くとかで自衛するしかない。

その昔、まだ5歳だった生徒が病気だけれどやってきた。

イヤー!という私の心の声はお母さんには聞こえない。

とりあえずその子は弾き始めたが、なんだか「🤢!」というポーズを取り始めたのだ。

鍵盤に吐かれたらどうしよう!と思った私は、「今日はもう帰ってください。」と、お引き取り願った。

それ以外には、病気真っ最中の生徒にどう対応すればいいのか、同僚の間でもいいアイディアは聞かない。

一度だけ、「病気の僕がレッスンに行ったら先生にうつってまた他の人にもうつるから、今日は休みなさいとお母さんに言われたんだ。」という生徒がいた。

天使のようなお母さんも存在する❗️

でもさ、これが本来あるべき姿なんじゃないのかな?