ドイツのピアノ教育見聞録

ピアノのレッスンを通して覗いたドイツ事情と試行錯誤の日々の記録。

冬学期の始まり

今日は久々に大学へ行ってきた。

先ずは音楽レッスン室専用の「家」に行き、状況把握に努める。

入り口の扉には、コロナ感染予防についての覚書が表示されている。

閑散としているかと思いきや、ソプラノ、クラリネット、ギター、バイオリンにピアノの音が響き渡ってくる。

もうレッスン開始した同僚がこんなにたくさんいることにびっくりした。

さて本日の予定は、学生達と直接会って今期の時間割を決めること。

みんなマスク姿で登場、元気そう。

それどころかやる気満々じゃない!

ドイツは昨日から2回目のロックダウン状態だ。

にもかかわらず、学内は活気があふれている。

大学も正式コメントで、今期は出来る限り対面授業を行うと表明している。

前期は全てオンラインレッスンだった。

やってみると案外新しい発見があって面白いと思ったのは私だけ?

ドイツ人は、みんなで協力してちょっと我慢して感染拡大を防ぐより、いつも通りに自分のやりたいこと、やるべきことを済ませたい、と強く希望しているのだろう。

あまりに前向きな空気に触れたものだから、ロックダウンのことはテレビのニュースで聞くまで忘れていた。