ドイツのピアノ教育見聞録

ピアノのレッスンを通して覗いたドイツ事情と試行錯誤の日々の記録。

オープンスクール Tag der offenen Tür

毎年6月中旬の日曜日、私の勤務する音楽学校ではオープンスクールが開催される。

この日は、普段学校のレッスンで提供される全ての楽器の先生方と直接コミュニケーションを取ったり、レッスンの様子を見学したり、オーケストラなどのアンサンブルの演奏も聴けるという学校一般公開の日だ。

朝から大勢の家族連れで賑わって、応対する教員は飲まず食わずになったりもする。

小さい子供たちはどの楽器を習おうか、1つ1つの部屋を回っていろんな楽器を体験させてもらい、自分にはどの楽器が向いているか専門の先生から直接アドバイスをもらうこともできる。

大人の初心者でも同様だ。

校内にはPTAの方々の協力で、ちょっとしたカフェも設置され、ソーセージのサンドイッチやケーキなども楽しめる。

そして事務局はこの日にたくさんの入学申し込みを受けつけるので、このオープンスクールを境に年度末突入、来年度に向けての調整が本格化することになる。

実際にその場でお互い知り合える、習う方教える方双方にとってメリットのあるイベントだ。

ちなみに、5月の気候の良い頃から7月まで、このオープンスクール以外にも各種コンサートにバイエルン州検定試験 Freiwillige Leistungsprüfungなどでずっと週末返上だ。

同僚のみんなも会うたびあと何週間で夏休み、と指折り数えてる。

たまには週末家でゆっくりしたいわというのが、この時期の挨拶がわりになっている。