ドイツのピアノ教育見聞録

ピアノのレッスンを通して覗いたドイツ事情と試行錯誤の日々の記録。

ドイツ青少年音楽コンクール全国大会 JuMu Bundes 2019

久しぶりすぎる投稿。

しかもこれからまた定期的に更新する自信はない。

と、正直に書いておこう。

書きたいことはいっぱいあるのに。

人生なかなかうまく行かないものだ。

でも健康で、好きなことを仕事にできる状況に感謝しよう。

お陰様で忙しく過ごしている間にもうクリスマス。

取り敢えず、一番古い順に報告すると、昨年度のドイツ青少年音楽コンクール全国大会。

開催地はハレHalle。

ヘンデルの出身地だ。

結果から言うと、Nは目出度く2位入賞。

演奏会場は劇場でスタインウェイのグランドピアノが用意されている。

演奏後の講評では、プログラムの内容についての質問が。

まあNの場合は入学試験準備のためのプログラムということで、批判はなし。

演奏以外にも、舞台に出て来てから去って行くまでのちょっとした行動にもアドバイスがある。

プロとして必要な心構えを教えられるということだ。

全国大会上位入賞すれば、将来を嘱望された若い演奏家には、色々な財団から、楽器を貸与しようとのオファーがある。

Nは既に一昨年前に貸与されたバイオリンで弾いていた。

三年前には、私が伴奏した当時13歳だったヴィオラ奏者のLも、楽器を貸与してもらっている。

大抵は、2、3種類の楽器が用意され、その中から自分の気に入った楽器を選ぶことができるようだ。

弦楽器も良いものは天文学的なお値段。

将来のドイツのオーケストラを担う人材発掘は素晴らしくオーガナイズされている。

さて、Nはギムナジウムも目出度く卒業して、今頃は某音大で頑張ってるに違いない。

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