ドイツのピアノ教育見聞録

ピアノのレッスンを通して覗いたドイツ事情と試行錯誤の日々の記録。

締め切り直前

ドイツ青少年音楽コンクールJugend Musiziert 地区予選の締め切りが11月15日に迫ってきた。

今日は今年度最初の音楽学校Musikschule のコンサートの日だ。

クラシックのプログラムだけを集めた、毎年恒例のイベントだ。

コンクール参加希望者は、このコンサートでまず腕試しをする。

今年度のソロ部門は弦楽器だ。

ヴァイオリン、チェロのソロプログラムが並んでいる。

ピアノは今年は管楽器とのデュオ部門参加が可能だ。

まだまだ出来上がりには程遠い状態だけれど、みんなそれなりに気合が入っている。

彼らは先々週の万霊節のお休みも返上でリハーサルに余念がない。

指導する先生方も大変だ。

しかし、コンクール参加希望しながらも、今日のコンサートには間に合わず、出演を見送った生徒たちもいる。

マイペースな生徒だと、先生の方がやきもきしたり、生徒の個性は本当に豊かすぎる時がある。

日本でその当時、発表会というとほとんどがソロのプログラムだった様な気がするが、ここでは室内楽のプログラムがとても多い。

今日もギター4重奏、ピアノ5重奏、管楽五重奏など、アンサンブルが目白押しだ。

コンクールとは関係なく、伸び伸びと演奏を楽しんでいるグループもあれば、満足行かなくて泣いちゃったりと、悲喜交々。

みんな自分の目標に向かって頑張れ〜!